社会

台風24号、豆腐業者にも打撃 加工できず大量廃棄

停電の影響で廃棄となった大豆(瑞慶覧宏至社長提供)

 10月2日は「豆腐の日」。台風24号による停電は、沖縄県内の一部豆腐製造業者の生産にも影響した。豆腐製造・販売の池田食品(西原町)は、製造中止に追い込まれ大豆1.6トンを加工できずに廃棄。損失は豆腐1000~1500丁分、12~15万円にのぼった。瑞慶覧宏至社長(35)は「大量廃棄は心苦しいものがある」と苦い表情を見せた。

 池田食品では、9月29日午前7時半ごろから約3日間にわたり停電が続いた。1日の電気復旧を見込んで、9月30日には材料の大豆を水につけ翌日の作業に備えたが、停電が続いたことで生産は再開できなかったという。

 電気が復旧し作業を再開した2日、一部機械に不具合も見られる中、社員は生産業務に追われた。瑞慶覧社長は「今度は台風25号の影響も考慮しなければならない。接近する前日までにストックを作り、できる範囲で対応していきたい」と話した。

 県内の豆腐製造業者68社でつくる県豆腐油揚商工組合(久高将勝理事長)は「停電した業者の被害は大きい。製造機械の不具合が起こった場所もあり、完全復旧するには時間がかかる可能性もある」と述べた。