社会

米軍ヘリ炎上から1年 高江で騒音被害増

 【東】2017年10月に米軍のCH53E大型輸送ヘリコプターが不時着・炎上した東村高江の車地域で、米軍機による60デシベル以上の騒音回数が増加していることが10日、分かった。11日で事故から1年となるが、住民らは「米軍機は事故後も上空を飛んでうるさい」「米軍は住民生活なんて気に留めていない」と不満を募らせている。

 事故後、村や区は生活に影響が出ないよう米軍に配慮を求めているが、現在までに目立った改善はみられない。沖縄防衛局の騒音データ(60デシベル以上)によると、事故後8カ月間の回数の月平均は503回で、16年度の月平均の423回よりも増加している。

 沖縄防衛局は、13年度から高江区車地域の騒音測定を始めたが、騒音発生回数は事故以前から増加傾向にあった。

 騒音発生回数は13年度に653回、14年度882回、15年度2631回、16年度5079回、17年度は5182回と右肩上がりに増加している。同区は集落上空の低空飛行中止など、住民生活に影響のない訓練をするよう、再三米軍に配慮を求めていたが、不時着・炎上事故はそのような状況の中で発生した。

 事故現場となった牧草地の所有者、西銘晃さん(65)は「米軍機の騒音は、区民にとって大きな苦痛だ」と語気を強める。騒音が増加していることに、「夜間飛行もよく実施されており、余計にうるさく感じる。集落上空は飛ばないでほしい」と強調した。