
約40県人会が加盟する南加県人会協議会(芥川義則会長)が主催し、第39回育英奨学資金募集・親睦演芸会がこのほど、米ロサンゼルス市の日本人街「リトル東京」のアラタニ劇場で開催され、約800人が詰め掛けた。
第1部は、15の県人会が舞踊、民謡をそれぞれ披露したほか、創作舞踊、フラメンコ、歌謡曲、コーラス、津軽三味線、ダンスなどの演目もあり、舞台が華やいだ。北米沖縄県人会からは朝一会LA支部が琉球古典音楽の「かじゃでぃ風節」「恩納節」「ごえん節」を高らかに演奏した。
育英奨学金の授与と表彰式も行われ、日本の文化、芸能を継承し発展させていくことが期待される若者7人に1千ドルずつが贈られた。沖縄県人会からは、琉球古典音楽の山岡カイル・キヨニさんと日本語能力の石田ロレイン・裕子さんが選ばれた。
山岡さんは13歳の時に第48回琉球古典芸能コンクールで三線安富祖流「新人賞」を受賞。カリフォニア大学デービス校で化学を専攻する石田さんは、日本語の読み書きと会話に堪能であることから選ばれた。
第2部は日本コロムビア・レコード専属歌手の出光仁美さんのショーでにぎわった。
(当銘貞夫通信員)