【中国時報】国民党勝利受け中国客が大幅増 統一地方選、台中や高雄


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 11月24日に行われた台湾の統一地方選挙で与党・民進党が大敗し、拠点であった中南部を代表する台中市や高雄市が野党・国民党政権に移ったことで、台湾ツアーを制限していた中国政府の態度が一変。当選が決まった直後から、早くも中国各地で台湾旅行ツアーの発売が始まった。

 深〓市の旅行社では、高雄市を拠点とした3泊4日の台湾南部ツアーを発売。これまでの台湾ツアーでは、高雄市は素通りか1泊2日がせいぜいだったが、新たに発売されるツアーでは2泊3日やそれ以上のものがあるなど滞在時間が大幅に増加。高雄市の観光業界に大きな経済効果をもたらすとみられている。高雄市の韓国瑜市長はこれまで与党民進党が存在自体を否定してきた1992年の「ひとつの中国という考え方を確認し合意した」とする中国政府とのコンセンサスに対し、支持する立場を鮮明にしたことから、中国が早くも歩み寄りの姿勢を見せたものとみられている。

※注:〓は土ヘンに「川」