沖縄銀行(山城正保頭取)は25日、同行本店内で保管していたはずの顧客個人情報を含む伝票4286枚を紛失したと発表した。沖銀によると、現在まで顧客の被害などは確認されていない。沖銀は「誤って廃棄している可能性が高い」としている。
沖銀によると、紛失したのは那覇市の二中前出張所の2017年3月から6月までの合計24日分の取引を記録した伝票つづり24冊、4286枚で、個人や法人など顧客2288先の氏名、住所、生年月日、口座番号、取引金額などの個人情報が記載されている。
通常は沖縄市の文書管理センターで保管しているが、二中前出張所の店舗機能見直しに先立ち取引内容を確認しようと、本店の営業推進部で17年8月から伝票精査のために保管していた。
18年11月21日に同センターから問い合わせを受け、調べたところ紛失が発覚した。担当行員は、内部調査に対し、外部への持ち出しなどは否定しているという。
沖銀は「今回の事態を真摯(しんし)に受け止め、全行を挙げて事務管理体制の強化やお客さまに関する情報の取り扱いの厳正化を図り、再発防止に取り組んでいく」とコメントを発表した。
問い合わせ窓口は、営業推進部お客さま相談室フリーダイヤル(0120)332141。【琉球新報電子版】