社会

海保ゴムボートを放火疑いで住所年齢不詳の男を逮捕 辺野古新基地建設工事関連の重機破壊事件との関連も調査

放火されたとみられる周辺を規制する県警=16日午前、名護漁港

 県警は16日、名護市城の名護漁港内に係留していた中城海上保安本部のゴムボート2隻に発煙筒を投げて放火したとして、60代とみられる住所氏名不詳の男を建造物等以外放火の容疑で現行犯逮捕した。

 県警によると、男は「弁護士を呼んでほしい」などと話し、そのほかは黙秘している。

 昨年12月には市辺野古の土砂投入現場内や市安和の桟橋内など新基地建設工事関連で使用する重機が何者かに破損されたほか、那覇市の自衛隊沖縄地方協力本部の窓が割られ、発煙筒が投げ込まれていた。県警は一連の事件との関連も調べている。

 逮捕容疑は16日午前4時40分ごろ、名護市城の名護漁港内に係留されていたゴムボート4隻に発煙筒やシンナー缶を投げ入れ、そのうち2隻の船底を放火した疑い。燃えなかった残り2隻のゴムボート内ではシンナー缶のような物が発見され、液体が飛散していた。

 県警によると、辺野古の土砂投入現場などの重機が破壊されるなどしたため、警戒を強めており、名護漁港内で4~5人の警察官が張り込んでいたところ、男が発煙筒を投げ込んだ。

 第11管区海上保安本部広報室は取材に対し「ゴムボートは海上保安業務に使用している。運用については答えられない」とした。【琉球新報電子版】