「母への感謝が作品の原動力」 映画「洗骨」照屋監督


この記事を書いた人 大森 茂夫
舞台あいさつする照屋年之監督(中央)と古謝美佐子さん(右)、山城智二さん

 18日から県内で公開中の映画「洗骨」の舞台あいさつが19日、那覇市のシネマQであった。製作にあたった照屋年之監督と、エンディングテーマで「童神」が使われ、自身も出演している古謝美佐子さん、山城智二さんが駆け付け、作品について話した。

 「洗骨」はばらばらになった粟国島の家族が、亡き母の洗骨を通して絆を取り戻していくヒューマンドラマ。照屋監督は「母の死をきっかけに産んでくれた母や祖先への感謝が湧いて作品をつくる原動力になった。わが子のようにかわいい作品なので、一人でも多くの人に見てもらいたい」と鑑賞を呼び掛けた。

 このほか古謝さんが歌三線で「童神」を披露し、訪れた観客の涙を誘った。

 「洗骨」はシネマQなどのスターシアターズ系の映画館で上映しているほか、2月9日からは宮古島市のよしもと南の島パニパニシネマでも公開する。