ハンスト「さっさと死ね」 国場議員の秘書、投稿 「テロ」と元山代表を批判


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 沖縄県名護市辺野古の新基地建設に伴う埋め立ての賛否を問う県民投票を巡り行われたハンガーストライキ(ハンスト)に対し、自民党の国場幸之助衆院議員(比例九州)の政策秘書、田中慧氏がツイッターで「ハンストはテロ行為」などと投稿している。その後、18日には「私の主張は取り下げます」と投稿したものの、「今後ハンストする奴が出ても、体調を案じることはやめて、さっさと死ね、の一言だけ浴びせることにします」(21日)との書き込みもある。

 投稿は今月15日から「辺野古」県民投票の会の元山仁士郎代表が宜野湾市役所前で実施したハンストに対して行われた。田中氏は「(ハンストは)自分の命を人質にしたテロと同質」(15日)、「オール沖縄関係者は、運動に利用するために死んでほしい、と思ってるかもね。だから止めもしない」(17日)などと書き込んでいる。

 田中氏は取材に対し「ハンストは自らの命を人質に、恐怖心によって政策変更を迫る行為だ。これは以前から主張している考えだ」と説明した。「さっさと死ね」の部分に関しては「ハンストはテロではなく非暴力の主張だという人たちへの、皮肉だ」と語った。