沖縄みやげの定番・紅いもタルトの「御菓子御殿」が全国2位 プロが選ぶ土産店で3年連続


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表彰状と盾を手にする(右から)御菓子御殿の澤岻英樹社長と澤岻千秋専務=読谷村宇座の御菓子御殿読谷本店

 【読谷】全国の旅行会社が各地の観光施設の充実ぶりやオリジナリティー、工夫を評価する2018年度の「プロが選ぶ観光・食事・土産物施設100選」の土産物施設部門で、沖縄県読谷村の御菓子御殿(澤岻英樹社長)が3年連続で2位に選ばれた。商品開発や首里城や守礼門を模した店舗づくりなど、印象に残る施設の様子が高く評価された。創業40周年の節目の年の受賞に同社は「業務にも張り合いが出る」と喜んでいる。

 「プロが選ぶ―」は観光業界の専門紙を発行する旅行新聞社(東京都)が年に1回、全国の旅行会社の各部門や支店、営業所などに1万6千通の投票用紙を送り、有効票を集計して毎年発表しており、今回が39回目。

 御菓子御殿は11年度に土産物部門で8位に入って以降、トップ10入りを続けており、13年度から3年連続で3位に選ばれていた。18日に東京都の京王プラザホテルで表彰式があった。

 澤岻社長は「評価してもらうことは非常にうれしく、従業員の士気も上がる」と喜んだ。「いつかは1位を取れたらいいが、こちらは評価される側だ。今後も工夫を凝らし、より楽しんでもらえる、リピーターにも飽きられない施設づくり、商品開発に取り組んでいく」と話した。

 創業40周年にあたり、販売企画課の米須明代主任は「新たな商品やグッズの開発などにも取り組んでいきたい」と話した。