琉球新報ビル、緑色に あすから緑内障週間


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グリーンにライトアップされた琉球新報社本社ビル=8日、那覇市泉崎

 10~16日の失明の原因となる緑内障について啓発する「世界緑内障週間」を前に、琉球新報社は日本緑内障学会に協力し同週間をPRしようと、本社ビルを緑色にライトアップすることを8日夜から始めた。

 週間に合わせ10日は「世界緑内障週間市民講演会in沖縄」(日本緑内障学会主催、県眼科医会共催)が午前9時半から午前11時まで、那覇市の県立博物館・美術館で行われる。入場無料で、事前の申し込みは不要。

 講演会は「緑内障に負けない」をテーマに、琉球大学の力石洋平助教が「緑内障の薬物療法」、新垣淑邦助教が「緑内障の手術療法」、酒井寛准教授が「緑内障診察の近未来」と題してそれぞれ登壇する。

 緑内障の中でも「閉塞(へいそく)隅角緑内障」や「落屑緑内障」「開放隅角緑内障」などタイプ別に、性別比や年齢の傾向、手術による治療が必要か、点眼による治療が基本なのかなどの特徴も含めて解説する予定だ。

 酒井准教授は「沖縄は緑内障になる割合が全国より高く、注意が必要だ」と話し、症状の特徴や治療法について知識を深めてほしいと来場を呼び掛けた。