社会

沖縄県警、事前にトラブル把握 北谷の米兵女性死亡 四軍調整官は知事に謝罪

事件現場を検証する県警の捜査員ら=13日、北谷町桑江

 沖縄県北谷町桑江のアパートで13日に在沖海兵隊所属の男性海軍兵(32)と日本人女性(44)の遺体が発見された事件で、県警は14日、米軍憲兵隊から事前に女性と海軍兵が交際トラブルに陥っているとの通報を受けていたことを明らかにした。県警はその後、女性に複数回接触し、身の安全を確認していた。

 玉城デニー知事は同日、エリック・スミス四軍調整官から13日に電話があり、謝罪を受けたことを公表。玉城知事は遺憾の意を表明し、再発防止策の構築を求めたという。

 県警によると、1月下旬に憲兵隊から沖縄署に「男女間の交際トラブル」があると通報があった。署員が女性と面談し、聴取した結果、DVやストーカーなどの人身関連事案と判断。女性を保護対象に指定して、被害届の提出を勧めた。しかし女性は「憲兵隊に頼んでおり日本の警察は大丈夫です」などと述べ、保護や捜査への申し出には積極的ではなかったという。沖縄署は2~3月にも面談や電話で女性と接触したが、態度は変わらなかった。

 県警は14日、司法解剖を実施し、女性の死因を失血死と断定。女性の体に抵抗したとみられる傷が確認されたと発表した。海軍兵が刃物で女性を殺害し、その後自殺した可能性が高まった。海軍兵の司法解剖は15日に実施。県警は殺人事件とみて捜査を進めている。