社会

米兵の女性殺害断定 沖縄県警、殺人容疑で送検へ

遺体を乗せる車両にブルーシートを被せる沖縄県警捜査員ら=4月13日午後2時8分、北谷町桑江

 沖縄県北谷町桑江のアパートで13日に男女の遺体が発見された事件で、殺人事件として捜査を進めている沖縄県警は15日までに、この部屋に住む会社員の女性(44)を殺害したとして、自殺した在沖米軍海兵隊第3海兵師団第3偵察大隊所属の米海軍3等兵曹ガブリエル・オリベーロ容疑者(32)を、殺人の疑いで被疑者死亡のまま書類送検する方針を固めた。同日実施した同容疑者の司法解剖結果から、同容疑者が女性を殺害した後に自殺した可能性が極めて高いと判断した。

 オリベーロ容疑者は衛生兵として県内の基地に勤務していた。

 県警は同容疑者が女性の首を刃物のような物で刺して殺害し、その後室内で自分の両足の付け根部分を複数回刺して自殺したとみている。司法解剖の結果、女性の手の傷は防御損傷である可能性が高かったという。また同容疑者は、大動脈のある両足の付け根部分の傷以外、致命傷になるような傷は見当たらなかった。

 県警は今年1月、2人に男女間のトラブルがあったことを確認して両者に聞き取りしたが、2人の間には事件性はないと判断していた。一方、女性の職場の同僚は取材に「事件当時、2人には交際関係はなく、(オリベーロ容疑者が)付きまとい、迷惑しているようだった」と証言した。

 県警は「事案への対応に問題はなかった」としている。