【国頭】山階鳥類研究所(千葉県)の尾崎清明副所長らが国頭村安田の県道70号で撮影した映像で、ヤンバルクイナが車にひかれそうになっている場面が収められている。尾崎氏は「ヤンバルクイナの動きは予見できないので注意してほしい」と大型連休で本島北部に出掛けるドライバーらに呼び掛けた。
映像は4月25日午前9時ごろに撮影した。発信器で追跡調査しているオスの個体の反応が道路近くであり、生態を記録しようと撮影した。ヤンバルクイナは道路に飛び出し、向かってくる車の前を横切る格好で道路を横断した。運転手がヤンバルクイナに気づいて減速したため、ひかれずに済んだ。
尾崎氏は「ヤンバルクイナはオスとメスが交代で抱卵する。どちらかが死んでしまうと、卵も駄目になってしまうので注意してほしい」と話した。