社会

「大麻の力を借りていい方向にいくなら…」 教諭ら大麻栽培認める 那覇地裁初公判懲役3年6月求刑

那覇地裁

 沖縄県浦添市の自宅アパートで大麻を栽培し、植物片約750グラムを所持していたとして、大麻取締法違反(栽培、所持)の罪に問われた無職の夫(49)と、妻で県立大平特別支援学校教諭(50)の初公判が13日、那覇地裁(脇田未菜子裁判官)であった。両被告は起訴事実を認め、検察側は懲役3年6月を求刑した。

 検察側の冒頭陳述などによると、夫は昨年11月から自宅一室で、入手した大麻の種子から栽培し、発覚した今年3月には43株と吸引用に約750グラムの植物片を所持していた。使用は不安症やうつ病による体調不良を緩和させるためで、2000年ごろから栽培を始めたという。

 妻は当初栽培や使用に反対したが、病院の処方薬やほかの治療法などに効果がなかったことから夫の大麻使用を認め、栽培を手伝うこともあった。

 妻は被告人質問でも大麻で夫の体調が改善する様子を知り「大麻の力を借りていい方向にいくならと思ってしまった」と話した。一方、自身も過去にぜんそくを抑えるためなどに2度使用したことは認めた上で、それ以外に使用はないと常習性を否定した。

 検察側は論告で夫は栽培技術を身に付けるなど計画的な犯行で依存性は明らかと言及した。妻についても購入資金を提供し栽培に関与したとして「働きは小さくない」と指摘した。