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リュー 全米16強貢献 女子テニス オクラホマ州立大で活躍 米7位撃破「成長実感」

マイアミ大との団体2回戦シングルスでプレーするオクラホマ州立大のリュー理沙マリー=5日、オクラホマ州スティルウォーター(提供)

 うるま市出身のリュー理沙マリー(具志川東中―沖縄尚学高―オクラホマ州立大)が米国内最高峰の大会である、全米大学体育協会(NCAA)主催の女子テニス選手権(ディビジョンI)団体戦に出場し、同大初の16強入りに貢献した。11日(現地時間)の3回戦で全米2位の強豪ノースカロライナ大に敗れたものの、米国内シングルス7位の格上・グラハムを6―3、6―4で退ける金星。渡米前から目標に掲げていたNCAAの舞台で輝き、「シングルスでの成長をすごく感じられた」というこの1年。大会後のUTR(ユニバーサル・テニス・レーティング)では日本人学生女子選手の1位に躍り出た。

 今大会ではシングルス中心に出場。昨秋にアシスタントコーチが代わってから、下半身強化に一層取り組んだ。自転車やジャンプ系のトレーニングを多くこなし、テニス練習でも低い重心を心掛け、武器である低い打点からの速い打ち返しなどの技術をしっかり安定して支える足腰を鍛え上げてきた。

 NCAA団体戦でシングルスのリューは、1回戦のセントラルアーカンソー大戦に6―1、6―4で勝利。2回戦のマイアミ大戦では敗れたものの、3回戦は国内7位のグラハムを6―3、6―4で破った。


2回戦でマイアミ大を下し、チームメートらと喜ぶリュー理沙マリー(左から4人目)

今年1月に対戦したことがある強いサーブとフォアハンドを武器とする相手に対し、バックにボールを集め、フォアへは速い打ち返しで準備する時間を与えなかった。勝利の瞬間は叫び、控えめだが何度も力強くガッツポーズ。シーズン当初はシングルスで勝てず「苦しい思いもしたが、後からプレーが安定して勝ち星が多くなった。努力は報われている」と1年を振り返る。

 同大テニス部コーチのクリス・ヤングは「理沙は素晴らしいアイデンティティーと戦略を持ってプレーした。プレーと対応はとても適切なタイミングで行われた」と賞賛のコメントを述べている。


リュー理沙マリー

 4月のビッグ12女子テニス選手権では2回戦と準決勝でシングルスに出場し、優勢(途中打ち切り)と勝利。いよいよ臨んだNCAAの選手権には沖縄から両親も駆け付け、「いつもより気合が入っていたと思う」と笑う。そして課題と感じているメンタル強化を図りつつ、「来年はNCAAの個人戦に出場したい」と次なる目標に進んでいく。

 (石井恭子)