琉球新報社 
県の外郭団体役員人事で玉城デニー知事は２２日までに、沖縄物産専門店「わしたショップ」を展開する県物産公社の社長に、前沖縄観光コンベンションビューロー専務理事の湧川盛順氏（６０）を起用する方針を固めた。非常勤の会長職を新設し、金秀商事副会長の中地健氏（６２）を充てる方向で最終調整している。県信用保証協会の専務理事には前県商工労働部長の屋比久盛敏氏（６０）を充てる方針だ。
物産公社社長の島袋芳敬氏は退任し、県の政策調整監に起用される方向となっている。
湧川氏は県文化観光スポーツ部長を経て那覇空港ビルディング専務、ＯＣＶＢ専務を歴任。県で商工関係部署を長く務めた経験などが評価され、島袋氏の後任に浮上した。中地氏は「タウンプラザかねひで」などを運営する金秀商事の社長を２０１５年から１９年２月まで務めるなど流通に造詣が深く、物産公社の経営改善や販路拡大に民間のノウハウを生かすアドバイザー的な役割を託すとみられる。
（外間愛也）
