沖縄都市モノレール4期連続増収増益 乗客5%増1905万7176人


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沖縄都市モノレール

 沖縄都市モノレール(那覇市、美里義雅社長)は24日、2018年度の決算を発表した。入域観光客数増加に伴い乗客数も増加したことから、売上高は前期比6%増の40億8581万円、経常利益は同31・6%増の6億6173万円と4期連続の増収増益となった。純利益は同14・5%増の5億6131万円だった。いずれも過去最高を記録した。

 観光客の増加に加え通勤や通学の固定客が増えたことや、イベント利用増加などにより、18年度の乗客数は同5%増の1905万7176人となり、1日平均乗客数は5万2355人だった。駅別では那覇バスターミナルや商業施設、県立図書館などの開設効果で旭橋駅の利用者が同15・8%増の1日平均3893人と伸びた。

 旅客運輸収入は同5・9%増の38億9031万円、運輸雑収は広告収入の増加やコインロッカーなどの増設に伴い同6・6%増の1億9550万円だった。債務超過額は同37・2%減の27億1701万円となった。

 19年度は、浦添延長による費用増加が見込まれるため、減益を見込んでいる。1日平均乗客数は9月末までが5万1千人、延長後の10月以降は5万9千人を目標としている。