社会

沖縄・高校生の大麻 譲渡場所は一定地域で点在 SNSで実態見えにくく

 県警が高校生5人(事件当時)を含む県内の少年10人を大麻取締法違反容疑で摘発した事件で、生徒らが通っている学校は少なくとも4校あり、本島中部で近接していることが7日、捜査関係者などへの取材で分かった。関係者によると、少年らの中にはインターネット上の会員制交流サイト(SNS)を介して売買をしており、大多数の少年らに常習性はないという。県警は事案の発端となる大麻を少年らに販売した者や流通した経緯を調べている。

 県警によると、少年らが大麻を譲り受けた場所は特定の場所に偏らず、一定の地域内で点在していた。捜査関係者は「SNSの特性とも言えるが、少年らは別々の場所で大麻を受け取っていた。今は一つの地域の取り締まりを強化すればいいわけではなくなっている」と話した。SNSの普及によって売買の実態が見えにくくなっている現状も浮かび上がった。

 一方、県教育委員会は7日、那覇市内で県立学校の校長を対象にした緊急の研修会を開いた。薬物乱用防止や摘発された高校生の更生支援に向けた取り組みが話し合われた。

 県警は6日、少年少女らが関わった六つの大麻関連事案を発表。計23人の未成年が関わったとされるが、それぞれの事案は直接関連していないとしている。