最高級ブランドのマンゴー初競りで2玉入り20万円! 過去最高と同額 東京大田市場で県産フルーツのトップセールス


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県産マンゴー、パインを試食する市場関係者ら=8日、東京都の大田市場

 【東京】夏を彩るマンゴー、パイナップルなど県産果実のトップセールスが8日午前、東京都の大田市場で行われた。マンゴーの初競りでは、「美らマンゴー」1箱(2玉入り1キロ)に過去最高となった昨年と同額の20万円の値が付いた。

 「美らマンゴー」は糖度や大きさ、色味などの基準を満たした、厳選された品に与えられる県産マンゴーの最高級ブランド。競り落とした果物仲卸業者の担当者は「宮崎産の出荷時期が伸びて沖縄産の時期と重なるようになり、差別化が課題だ。品質管理を向上することが農家のためにもなる」と期待を寄せた。

 JAおきなわは今年の出荷量をマンゴー628トン、パイン87万4千玉と見込んでいる。マンゴーは昨年より色のりがよく大玉傾向にあるという。

競りで20万円を付けた美らマンゴー

 大城勉理事長は「6月中旬から出荷が本格化する。責任を持って全国の消費者にトロピカルフルーツを発信したい」とあいさつした。県農林水産部の長嶺豊部長は「完熟で収穫し、新鮮なまま届けたい」と県産果物の魅力を語った。