社会

政府の強行姿勢、日本と中国は同じ ジャーナリスト・金平茂紀さん 「沖縄意見広告運動」関東報告会

第10期沖縄意見広告運動・関東報告集会で登壇者の話に耳を傾ける来場者ら=15日、日本教育会館

 【東京】沖縄県名護市辺野古の新基地建設断念などを訴える「沖縄意見広告運動」の関東報告集会が15日、東京都の日本教育会館で開かれ、ジャーナリストの金平茂紀さんが講演した。香港から中国本土への容疑者引き渡しを可能にする条例改正の動きに触れ、香港の高度な自治を認める「一国二制度」を形骸化させる中国の強行姿勢と新基地建設を押し進める日本政府を「同じだ。香港の出来事は人ごとではない」と懸念した。

 民意を無視し基地建設を進める日本政府の姿勢には、沖縄を本土防衛の“捨て石”とした戦前・戦中とも重なる「沖縄差別がある」と指摘。文化が異なる近隣諸国を軽視する風潮が広がっていると批判した。一方、香港政府が条例改正案の審議見送りを表明したことに「自治を奪う流れを止めた。自由を求める人たちのうねりは武力弾圧でもつぶされない」と意義を語った。

 第10期となった今年の意見広告運動では9日付紙面に琉球新報、沖縄タイムスと、毎日新聞、東京新聞の計4紙に見開きで掲載した。事務局は今期、過去最多の1万8663件の賛同があったことに謝意を示した。