オリオンビール新たな経営体制は? 野村、カーライルから非常勤取締役各3人


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(左から)宮里政一氏、嘉手苅義男氏、與那嶺清氏、亀川正則氏

 オーシャン・ホールディングス子会社となったオリオンビールの新たな経営体制は、ガバナンス強化を目的に取締役会が監督、執行役員による経営会議が業務執行と役割を分担する。取締役会は7月に発表される代表取締役兼社長執行役員CEOを加え常勤の取締役が5人、非常勤取締役が7人となる。

 非常勤取締役には、オーシャンの出資者である野村キャピタル・パートナーズ(NCAP)から前川雅彦社長(55)をはじめ坂場正則氏(41)、池田史郎氏(62)が就いた。カーライル・ジャパン・エルエルシーからは富岡隆臣氏(57)、斎藤玄太氏(45)、廣瀬光雄氏(82)が就いた。

 アサヒビール理事で経営創造本部副本部長の秋田達志氏(50)も就任した。非常勤監査役にはNCAP、カーライルからそれぞれ1人が就いた。今後、非常勤取締役も参加し、月1回の取締役会を開く。

 執行役員は、宮里政一代表取締役と前常務の外間修氏、ゴディバチョコレート本社で商品企画開発部門責任者を務めた吹田龍平太氏が専務執行役員となる。常務執行役員は亀田浩取締役が兼任し、前取締役製造本部長の平良昭氏が就いた。執行役員の玉木裕氏と高江洲守氏は再任された。

 オリオン嵐山ゴルフ倶楽部の代表取締役社長には、元オリオンビール常務の亀川正則氏(67)が就任した。