読谷・都屋漁港でガーラ大漁 30キロ大物、職場体験の中学生も興奮


この記事を書いた人 Avatar photo 瀬底 正志郎
定置網にかかった大きなカマジーガーラを手に、大満足の笑みを見せる古堅中学3年の生徒ら=27日、読谷村の都屋漁港

 大漁に生徒ら大興奮―。読谷村の都屋漁港では連日、カマジーガーラ(和名ロウニンアジ)の水揚げが好調だ。26日は150本(3トン)、27日は60本(1・2トン)が水揚げされた。中には全長1メートル、重さ30キロを超える大物も。25日から定置網漁などを学ぼうと職場体験中だった古堅中学3年の男子生徒らも「こんなに大きな魚がたくさん捕れると思わなかった」「(職場体験)最後の良い思い出になった」と大興奮の様子だった。

 読谷村漁業協同組合代理理事組合長の金城肇さんによると、この量の水揚げは例年のピーク時より約1カ月早いという。金城さんは「暖冬だった影響かな。生徒たちにも喜んでもらえたらうれしい」と話した。30キロの大物を持ち上げた新垣優雅さんは「漁師の仕事への関心が高まった」と満面の笑みを見せた。
 捕れたての魚は漁港の直売店などで販売され、好評を得ていた。