「楽しみで眠れない」 セブンオーナーが開業で気勢 本部から店舗の鍵受け取る


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11日の開店に向けて士気を高めるセブン―イレブンのオーナーと従業員ら=10日、那覇市のロワジールホテル那覇

 セブン―イレブンが初進出エリアで恒例として行う「合同ターンキー式」には、8月までに開業する全17店舗のオーナーと従業員ら約180人のほか、本部の関係者ら約120人が参加した。店舗経営を担っていくオーナーたちに研修修了証とともに店舗の鍵が手渡された。

 セブン―イレブン沖縄の久鍋研二社長は「ここに来るまでのことを思い出して感無量だ。皆さんをバックアップし、一緒になって成功することを必ず約束する」と激励。参加者に「がんばろー」と呼び掛け、全員で拳を突き上げた。

 オーナーは60歳以下の2人での加盟を条件に、15年契約で店舗の運営にあたる。開業までに求人や店舗オープンのチラシ配り、セブン商品の試食会やレジの扱い方研修など準備に取り組んできた。

 夫婦で糸満真栄里東店のオーナーを務める長嶺秀俊さん(43)は「今年2月に説明会を聞きに行って急ピッチで準備してきた。開店が楽しみで寝られない。11人いる従業員も皆協力的だ」と話した。妻の由似(ゆに)さん(38)は、「ポップ製作など売り場を自分たちで作れるのが楽しみ。やりたいことずくめだ」と抱負を述べた。

 セブン―イレブン・ジャパンによると、国内の全店平均日販(1日の売上高)は65万6千円という。