【参院選2019 県内政党インタビュー】① 自民党県連「県民の暮らし、豊かに」 島袋大幹事長


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自民党県連 島袋大連幹事長

―今回の参院選の意義は。

 「党本部は公約の柱に『強い経済で所得を増やす』『誰もが安心、活躍できる人生100年社会をつくる』などを据えている。沖縄でもこうした公約を掲げて県民の支持を得たい。沖縄における争点は県民の暮らしをいかに豊かにしていくかだ。安里候補は企業経営者としての経験に裏打ちされた豊富な政策を掲げており、沖縄の経済的な潜在性を生かしたダイナミックな政策を実現する能力を持っている」

―想定する当選ラインと投票率は。

 「投票率は55%と想定しており、その場合の当選ラインは35万票だ。支持確保に向けて全力で取り組む」

―米軍普天間飛行場返還・移設問題の解決策は。

 「工事が進む名護市辺野古に移設するのが最も現実的なアプローチだ。今後も一層の基地負担軽減に向けて嘉手納以南の基地返還を少しでも早く実現するよう取り組む」

―安里候補は辺野古移設賛否を明確にしていない。

 「今年2月の県民投票で投票者の7割余りが辺野古移設に反対したことはわが党としても重く受け止めている。どうすれば移設に反対する県民の理解が得られるか、より真剣に考えたい」

―沖縄振興で最も訴えたいことは。

 「10年、50年先の沖縄の将来を豊かにするために、政府としっかり対話を重ねながら自民党が率先して取り組みたい。安里候補も次期振興計画について『策定検討委員会』の設置を政策に掲げており、意欲的に取り組む覚悟だ」

―「自公維」の連携は。

 「公明とは比例とセットで取り組んでいる。維新も大規模な総決起集会を開いてくれるなど非常に強力な後押しを受けている。3党間の連携は万全だ」