クメノサクラを支援して 沖縄・本部町がふるさと納税呼び掛け


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ふるさと納税でのクメノサクラ祭り支援を呼び掛ける(左から)本部町の平良武康町長と本部町花いっぱい推進協議会伊豆味支部の徳村政邦事務局長=7月25日、本部町役場

 【本部】沖縄県本部町伊豆味で毎年3月に開かれる「もとぶ・伊豆味クメノサクラ祭り」について、町は2020年度からふるさと納税を活用して支援する。町が7月25日の定例記者会見で発表した。

 クメノサクラは白い花が次第にピンク色に変化するのが特徴で、毎年3月に見ごろを迎える。本土のソメイヨシノのように花びらが風に乗って舞う「桜吹雪」も楽しむことができる。伊豆味区では07年度からクメノサクラを植え、現在は約千本が花を咲かせている。

 町は16年度から年50万円の支援金を祭りに出していたが、事業充実のためにふるさと納税での支援に切り替える。

 祭りを主催している町花いっぱい推進協議会伊豆味支部の徳村政邦事務局長は「(1月のヒカンザクラと3月のクメノサクラで)年に2回花見をできるのは本部町伊豆味しかない」と強調した。

 平良武康町長は「地域の活力のため、納税を募りたい」と呼び掛けた。

 問い合わせは同町役場総務課(電話)0980(47)2101。