米軍の回転翼事故141件 全体の3割占める CH53は最多37件


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 沖縄県によると、2019年8月29日現在、復帰後の米軍航空機関連事故などのうち、ヘリコプターなど回転翼機の事故などは141件で、このうちCH53ヘリが37件で最も多い。回転翼機事故などの全体の3割近くに上る。

 次いで多いのがCH46ヘリで30件、HH60ヘリが21件、UH1ヘリが16件、AH1ヘリが13件、MV22オスプレイが10件、H3ヘリが4件、MH60ヘリが2件などとなっている。

 所属別では海兵隊が112件で最も多く、空軍が25件、海軍3件、陸軍1件となっている。

 事故の態様別では、不時着が最も多く、次いで部品などの落下、墜落が続く。発生場所では、基地外が基地内の約3倍に上っている。基地外は、「空き地、その他」が最も多く、次いで「民間空港」「住宅付近」などが続く。基地内では普天間飛行場が最も多い。人身事故は全体の約1割にとどまっている。人身事故は死亡事故が最も多い。