くらし

「沖縄指笛」で難病患者の在宅就労と生きがいを クラウドファンディングで制作資金募集

クラウドファンディングを呼び掛ける照喜名通センター長=26日、那覇市牧志の認定NPO法人アンビシャス

 県内の難病患者への無料相談や就労支援活動をしている認定NPO法人アンビシャス(迫幸治理事長)は、難病患者が製作した赤粘土製の笛「沖縄指笛」の製作に必要な資金をクラウドファンディングで集めている。照喜名通センター長(56)は「作り手が簡単にたくさんの沖縄指笛を作ることができるような道具を製造したい。一人一人が商品を作る量を増やし、より多くの収入が得られるようにしてあげたい」と目標を語る。

 「沖縄指笛」は親指の形をしており、吹き口に息を強く吹きかけると指笛そっくりの音が鳴る楽器。指笛が吹けない人でも気軽に指笛の音を出すことができることから、スポーツ観戦や伝統行事の場で人気の商品となっている。

 同法人は2018年12月、米国婦人福祉協会(AWWA)からの寄付金で電気窯を購入し、5年ぶりに製作を再開した。現在は視覚障がいや膠原(こうげん)病、クローン病などの患者5人が在宅で沖縄指笛の製作に取り組んでいる。製作では照喜名さんお手製の型抜きや金属製の薄い板の道具を使用し、赤粘土を形作っていく。音が鳴るように笛を形成するのは簡単ではなく、完成まで時間がかかるという。


首里城の赤瓦をモチーフにした素焼きの指笛

 照喜名さんは「難病を持っていても仕事はできる。沖縄指笛を作っている人たちの『1人暮らしをしたい』『新車を買いたい』という夢を諦めさせない。かなえてあげたい」と真剣な表情で語った。資金募集は10月4日まで。目標金額は300万円。問い合わせは同法人(電話)098(951)0567。


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