ファッション、アート、音楽… 才能生かしたい若者集まって クリエーター団体 14日にイベント


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イベントを企画する「ゼルプラス」の大田小波代表=4日、那覇市の琉球新報社

 ファッション、音楽、アート、ダンス―。それぞれのジャンルを超えて若者が集い、才能を発揮できる場をつくろうと挑戦している人がいる。クリエーター団体「zèle+(ゼルプラス)」代表の大田小波さん(24)=宜野湾市。14日に沖縄市内でイベントを企画しており、「自分と異なる人とも共生できる、一人一人のユニークさを認め合える社会にしたい」と抱負を語る。

 団体名のゼルプラスは、1990年代後半以降に生まれた「Z世代」と、フランス語で“熱狂”を表す「zèle」を組み合わせた。それぞれの場で輝く若者が集まって、新たな熱狂を生み出そうとの思いからだ。イベントは県内外で活躍する若手スタイリストやモデル、歌手のオモイトランスなども参加する。ファッションショーやライブペイントなどを実施する。

 ファッションが好きで個性的な格好をしたくても、「目立つと陰口を言われたり、差別や偏見にさらされたりする」と経験を語る大田さん。だが、2013年に県内のファッション団体「IMSEED(アムシー)」で同世代の仲間と出会い、「好きな格好をしてもいいんだと思えた」と振り返る。今回のイベントで「若い世代が活躍できるコミュニティー」をつくろうと試みる。

 大田さんは「自分の世界を広げ、お客さんも一体で楽しめるイベントにしたい」と話した。イベントは14日午後5時開演、沖縄市のスタートアップラボ・ラグーン・コザで。入場料は前売り1500円。運営費のクラウドファンディング(https://camp-fire.jp/projects/view/172242)も実施。問い合わせはメールzele.plus2019@gmail.com