浦商、宜野座に競り勝つ 県高校野球秋季大会第3日


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 高校野球の第69回県秋季大会第3日は14日、コザしんきんスタジアムなど3球場で1回戦8試合を行った。浦添商は3―2で宜野座に競り勝ち、2回戦に駒を進めた。中部農林は8―7で那覇に勝利、那覇工は4―3で昭薬付との接戦を制した。沖縄尚学は南部商業に10―0で六回コールド勝ちで圧倒した。前原は10―0で球陽に五回コールド勝ち、宜野湾は6―1で北谷を下した。八重山農林は11―0で北部農林に、沖縄工は12―2で南部農林に五回コールド勝ちした。16日は残りの1回戦6試合を予定している。


浦商、粘りの野球貫く

宜野座―浦添商 5回、右前安打でチャンスをつくる浦添商の先頭打者・我那覇悠斗=14日、沖縄市のコザしんきんスタジアム(喜屋武研伍撮影)

 浦添商は宜野座に2度1点差に迫られたが、3―2で振り切った。毎回ランナーを背負いながらも粘りの野球を貫いた。宮城隼人監督は「新人大会はぎりぎりで地区予選で敗退していただけに、選手の成長を感じることができた」と喜んだ。初回は上位打線が走者をため、4番の濱里東輝が右方向への三塁打で2点先制した。二回に1点返されるも三回に1点追加。六回には満塁のピンチに立たされたが、座覇優大の気迫の投球で1失点に抑えた。

 次戦は、強豪・沖縄尚学との対戦だ。座覇は「浦添商には4人の投手がいる。まずは自分の投球でしっかり抑えてつなぎたい」と備える。