台風18号:八重山から離れつつある 石垣、竹富で590戸停電 気象台、強風と土砂災害に警戒を


この記事を書いた人 問山栄恵

  強い台風18号は1日午前9時現在、暴風域を伴って与那国島の北約340キロにあり、時速30キロの速さで北上している。八重山地方から離れつつあるが、同地方はこれまでの大雨で土砂災害が発生しやすくなっている。沖縄地方では1日昼前にかけて大しけとなり、強風と高波への警戒が必要だ。
  
  午前9時現在、台風18号の中心気圧は970ヘクトパスカル。中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルに達する。中心の東側170キロと西側110キロが風速25メートル以上の暴風域で、南側440キロ、北側330キロが風速15メートル以上の強風域となっている。
  
  沖縄電力によると、この台風で八重山地方で停電が発生。1日午前10時現在、石垣市と竹富町で計590戸が停電している。
  
  台風が八重山地方にかなり接近した、30日午後9時45分ごろから電話やインターネットが利用できなくなる通信障害も発生した。
  
  沖縄旅客船協会によると、1日は計105便が欠航。空の便も石垣空港を離発着する計21便が欠航した。【琉球新報電子版】