亡き父の「沖縄」への思いも込め 鳥取の獣医がデニー知事に寄付金100万円を託す 子ども未来県民会議 沖縄


亡き父の「沖縄」への思いも込め 鳥取の獣医がデニー知事に寄付金100万円を託す 子ども未来県民会議 沖縄 沖縄子どもの未来県民会議に100万円を寄付した伊藤典彦さん(左)=6日午前、県庁
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 沖縄戦や基地問題など困難を負った沖縄のために役立ちたいと、鳥取大学農学部附属動物医療センターの獣医師、伊藤典彦さん(63)が100万円を沖縄こどもの未来県民会議に寄付し、6日、県庁で贈呈式があった。

 伊藤さんは亡父の遺品を整理中、沖縄戦など沖縄に関する本があり、付箋がいくつも付けられているのに気づいた。手に取って読み、「大変な状況を知り、今まで自分が知ろうとしなかったことを反省した。見て見ぬふりはしたくない」と寄付を決めた。

 同会議は、子どもの貧困対策に取り組んでいる。伊藤さんの父は小学校の教員だったといい、「父の思いも込めて」と玉城デニー知事に私費を託した。

 (宮沢之祐)