石垣でシェア7割、ホテルシーツなども クリーニング工場火災 他社の協力得て供給維持 沖縄


石垣でシェア7割、ホテルシーツなども クリーニング工場火災 他社の協力得て供給維持 沖縄 焼け焦げたリネン類=4日午後2時16分、石垣市登野城
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 2夜連続で火災に見舞われた、石垣市登野城のクリーニング工場「太洋リネンサプライ」は市内のホテルを中心に7割のシェアがある。

 火災でベッドシーツやタオル、枕カバーなどの洗濯やプレス、回収が困難となり、他のリネン会社の協力を得て何とかサービスを続けている。社長の男性は「ホテルに迷惑をかけられない。供給を維持しないといけない」と声を振り絞った。

 同社の従業員らは4日、焼け焦げたり煙のにおいが付いたりしたリネンを処分するため、大きな土のう袋に入れてトラックに積んだ。

 社長によると、太洋リネンの工場は今回の火災があった1カ所のみ。事業を維持するため市内の「沖縄綿久寝具八重山営業所」が夕方などの空き時間に太洋リネンに工場を貸している。太洋リネンの社長は感謝しつつ「そうしなければ八重山のリネンが止まってしまう」と焦燥感を募らせた。

 市内の一部ホテルはリネン類の交換停止や清掃日を減らすことをホームページで周知している。市観光文化課によると、年始の市内のホテル稼働率は高く、夏場に比べ高齢者や修学旅行などの団体客が多いという。「市として(太洋リネンを)フォローできないか」と、何らかの支援策を模索している。

 太洋リネンに業務委託している取引先(東京都)の関係者は「みんなで協力して乗り切っていかないといけない」と火災現場を見詰めた。 

(照屋大哲)