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医療から街づくり探る 那覇で特別講演 県内外の事例報告 沖縄


医療から街づくり探る 那覇で特別講演 県内外の事例報告 沖縄 地域医療の実践を報告する高良健陽心会理事長=4日、琉球新報ホール
この記事を書いた人 Avatar photo 宮沢 之祐

 地域医療の先進的な実践を紹介する医療・福祉特別講演会「医療を中心に街づくりを考える」(琉球新報社主催、医療法人陽心会共催)が4日、那覇市泉崎の琉球新報ホールで開かれた。

 陽心会の高良健理事長は、那覇市の大道中央病院の使命として掲げてきた「自宅の病床化」について説明。自宅でも入院中と同じ安心と快適なサービスを提供することが、地域貢献にもなるとした。同病院の横田滋顧問も、地域の店での買い物支援などが在宅の維持につながると紹介した。

 和歌山ろうさい病院の南條輝志男院長は、へき地の公立病院にスポーツ温泉医学研究所を設けたことで志の高い医師が集まった事例などを報告。地域の課題を発想の転換で見直し、医療スタッフの個性を尊重して全員参加で取り組むことが地域医療の要点とした。

 沖縄市のちゅうざん病院の田島文博院長は、リハビリテーション医療の大切さを強調。和歌山の病院で新型コロナウイルスの入院患者全員に運動療法を施した経験を語った。

 中尾一和京都大学名誉教授、越智貴子群馬大学国際センター准教授も地域に根ざした取り組みを報告した。

 (宮沢之祐)