【全国最下位】チャイルドシート使用率、沖縄は54% ハーネス着用せずに着座が増加


【全国最下位】チャイルドシート使用率、沖縄は54% ハーネス着用せずに着座が増加 チャイルドシートをつける幼児(イメージ)
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 JAF(日本自動車連盟)沖縄支部は10日までに、2024年の県内のチャイルドシート使用状況を発表した。県内使用率は23年と同じ54%で、3年連続全国最下位。全国平均は23年の76%から78・2%と上昇しているが、県内使用率は依然として低いままだ。

 JAF沖縄支部と県警は5月18日、北中城村のイオンモール沖縄ライカムとイオン南風原店で6歳未満の乳幼児が乗車する車両200台に調査を実施した。

 同支部によると、シートを設置した上でハーネスを着用しない「チャイルドシートにそのまま着座」の割合が8・5%から16%と約2倍に増えた。担当者は「シートの搭載自体は必要であると考えている人が増えているとみられる」と分析。その上で「ハーネスを着用しないのはシートを設置していないのと同じ。子の命は運転手が守るとの意識をもって、シート設置とハーネス着用を徹底してほしい」と呼びかけた。

(西田悠)