宜野湾市の米軍普天間飛行場の移設に向けた名護市辺野古埋め立て工事に、鹿児島県・奄美大島の土砂を使うことに反対する「辺野古土砂搬出反対全国連絡協議会」が11日、奄美市で記者会見を開き「沖縄と奄美の自然を守らなければいけない」と訴えた。
今後、移設計画への反対を訴える要請書を政府に提出する。協議会は9都県の市民団体からなる。阿部悦子共同代表(74)は「奄美には戦争に使う土砂は一粒もない」と反対の意思を強調した。
辺野古の埋め立てには沖縄県内の土砂を投入しているが、不足しつつあり、新たな調達先の確保が課題となっている。政府は今月にも奄美で現地調査する方針で、土砂に外来生物が混入していないかなどについて確認するとみられる。
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