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「骨は折れても心は折れない」女性の言葉から勇気 辺野古抗議の市民ら、安和事故で被害の女性へ寄せ書き<国策と闘う>


「骨は折れても心は折れない」女性の言葉から勇気 辺野古抗議の市民ら、安和事故で被害の女性へ寄せ書き<国策と闘う> 片側2車線の国道をダンプカーが断続的に走行する安和桟橋前=5日、名護市
この記事を書いた人 Avatar photo 南 彰

 名護市の安和桟橋前で6月に起きた死傷事故で重傷を負った女性(72)に、辺野古新基地建設に抗議している市民などから寄せ書きや手紙が続々と届いている。「骨は折れても心は折れない」と言う女性の言葉に勇気づけられた市民の新基地建設阻止の誓いがつづられている。

 女性は6月28日、抗議活動中に警備員の男性と共にダンプカーにひかれ、大けがをした。一時は大量の内出血で命の危険があったが、快方に向かい、入院先でリハビリに取り組んでいる。

 寄せ書きの一つは、辺野古の米軍キャンプ・シュワブのゲート前テントで集められたものだ。安和桟橋の抗議活動に参加してきた人も多い。「ひとごととは思っていない」「命をとりとめてホッとしている」「あなたの元気な歌声に現場で励まされてきた。またあの歌声を聞きたい。待ってます」といたわる声がつづられている。

安和桟橋前の事故で重傷を負った女性に市民から贈られた寄せ書き

 女性が手術前に残した「骨は折れても心は折れない」の言葉に奮い立った市民が目立つ。

 「あなたの言葉が報告された時、涙を止めることができなかった。大変な時にあなたが必死に私たちにかけたエールをしっかりと受け止めました。あなたと共に歩きます」「新基地断念まで小さな力を結集したい。再び戦場にさせない」

 一度女性に見せた後、ゲート前で寄せ書きが続くノートには「フェニックス(不死鳥)さんへ」と書かれている。

(南彰)