【辺野古問題取材班】名護市の安和桟橋出口で26日に沖縄防衛局職員の男性を両手で押して転倒させたとして暴行容疑で逮捕された70代男性が29日、釈放された。同桟橋で抗議する市民らは名護署前で集会を開き、男性をねぎらったほか、不当逮捕を訴える声を上げた。
男性によると27日には、傷害容疑に切り替わったという。取り調べでは防衛局職員が転倒した時の状況などが聞かれた。容疑は否認し続けた。29日午前、検察は裁判所に対して勾留請求したが却下され、同日午後4時ごろ釈放された。
男性は「(職員を)押したという記憶はない」と主張。「やっていないことをやったとして逮捕した。これは不当逮捕だ」とした上で「今後の抗議活動については弁護士と相談しながら考えていく」と話した。
(玉寄光太)