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「通報手続」対応指摘 うりずんの会、国に抗議 米兵性的暴行続発


「通報手続」対応指摘 うりずんの会、国に抗議 米兵性的暴行続発 穂坂泰外務政務官(左端)に抗議文を手渡す「うりずんの会」の赤嶺政賢会長(左から2人目)、高良鉄美参院議員(同3人目)、伊波洋一参院議員(右端)=5日、外務省
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【東京】県選出の野党国会議員でつくる「うりずんの会」は5日、米兵性的暴行事件を巡る国の対応について関係省庁に抗議した。外務省の穂坂泰政務官と防衛省の松本尚政務官はそれぞれ「米軍に対して事件事故の防止の徹底を求めていきたい」と答えた。

 内閣府は村井英樹官房副長官が対応。内閣府は全て、防衛・外務省は冒頭を除いて非公開だった。

 議員側は1997年に日米合意された「在日米軍に係る事件・事故発生時における通報手続」に基づく通報をなぜしなかったのかを追及。被害者への補償支援や軍人の深夜外出などを規制する「リバティー制度」の厳格化、米軍人・軍属による事件・事故防止のためのワーキングチームの開催などを求めた。

 抗議後、赤嶺政賢衆院議員は「日本の安全保障のために負担を強いられている沖縄に対し事件発生の情報提供すらせず、その結果防げた可能性のある事件が続いた」と述べた。

 高良鉄美参院議員は「外務省も防衛省も当事者意識が欠如している。公表されなかったことの責任は重い」と指摘。伊波洋一参院議員は「97年の通報手続きをどんな理由で守らなかったのか、理由を明らかにすべきだ」と話した。

 (嘉数陽、明真南斗)