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改修資材搬入10月以降 伊江滑走路、長期化も 沖縄


改修資材搬入10月以降 伊江滑走路、長期化も 沖縄 閣議後会見に臨む木原稔防衛相=9日、防衛省
この記事を書いた人 Avatar photo 明 真南斗

 【東京】伊江島補助飛行場の滑走路改修に向け、米軍が補修資材のサンゴ骨材を24年10月~25年10月のいずれかのタイミングで伊江島に運び込むことを計画していることが9日、分かった。パラシュート降下訓練を嘉手納基地で実施する理由として米軍が挙げている伊江島の滑走路の状態悪化は、改善まで相当な期間がかかることになる。

 米軍は6月上旬、サンゴ骨材の調達や運搬を担う業者を募る入札手続きを開始した。木原稔防衛相は9日の閣議後会見で「米軍が調達に着手した」と説明。米軍が補修工事に向け、滑走路下の空洞など地質を調査中とした。

 降下訓練は1996年の日米特別行動委員会(SACO)最終報告に基づき伊江島補助飛行場での実施が定められている。

 木原氏は伊江島実施が「基本」と認めつつ「伊江島の滑走路で大型固定翼機の安全な離発着が困難な状況にある」とし、8日の降下訓練は「例外的な場合に該当し、やむを得ないもの」として嘉手納実施を認める考えを示した。

 米軍は昨年12月から今年4月まで毎月、嘉手納基地でのパラシュート降下訓練を実施し、県や市町は中止を求めてきた。5月にも計画していたが悪天候を理由に中止し、今月8日に再び強行した。

  (明真南斗)