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安和の通行制限 県に対応求める 平和市民連絡会


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 沖縄平和市民連絡会は3日、県庁を訪れ、名護市辺野古の新基地建設に伴い沖縄防衛局が8月22日に再開した名護市の安和桟橋からの土砂搬出作業について、ネットフェンスを持った警備員が桟橋前の歩道を封鎖しているとして、道路管理者の県に対して対応を求めた。

 県土木建築部の砂川勇二土木整備統括監は、防衛局に対して安全対策などについて話し合う場を設けるように調整しているとしたが「(ネットフェンスは)構造物を設けて継続的に使用するという『占用』には当たらない」として、道路法に基づいて県が対応することには消極的な姿勢を示した。

 警備員のネットフェンスによって通行が規制されている「車両乗り入れ口」は、設置に当たって道路管理者の承認が必要となる。連絡会の北上田毅氏は「防衛局が歩行者優先というルールを破っているのだから、県は車両乗り入れ口の許可を取り消すべきだ」と求めた。

 (沖田有吾)