自民党の上川陽子外相(71)は11日午後、東京都内のホテルで記者会見し、12日告示の党総裁選への立候補を正式表明した。名乗りを上げるのは9人目で、上川氏の総裁選挑戦は初めて。
上川氏は11日午前、岸田文雄首相を官邸に訪ねて出馬を報告し、激励を受けた。会見では「熟慮の末、決断した。総裁選に立候補し、難問から逃げず、国民の皆さまと新たな日本を築きたい」と意気込みを示した。
上川氏は先月17日、首相に出馬意欲を伝えて推薦人集めを開始。20人確保に時間を要し、出馬表明が告示前日にずれ込んだ。解散した岸田派からは上川氏のほか、林芳正官房長官(63)が既に立候補を表明している。首相は特定候補の支持を明らかにしていない。
上川氏は2000年に国政入りし、衆院当選7回。安倍、菅両内閣で法相を務め、オウム真理教事件の死刑囚の死刑執行を命令した。党幹事長代理時代に、女性国会議員を増やすための育成・登用計画の策定に尽力した。
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上川氏が立候補表明 初挑戦、女性2人目
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琉球新報朝刊