来県したギラッド・コーヘン駐日イスラエル大使は18日、県庁で池田竹州副知事と面談し、沖縄とイスラエルの関係強化について意見交換した。コーヘン氏は「沖縄は日本におけるアジアへのゲートウェイであり、安全保障という意味でもフロントライン(最前線)にある」との認識を示した。
その上で「重要インフラやサイバーセキュリティーを含め、沖縄とイスラエルが共通して興味のある点があると思う。何らかのコラボレーション(連携)ができるのではないか」と述べ、今後の連携に期待を示した。
池田副知事は、県経済の中で情報通信(IT)産業が観光業に次ぐ2番目の柱に育っているとし、セキュリティ分野で世界トップレベルの技術力を有するイスラエル企業と「沖縄のIT企業が連携できれば大変素晴らしいと思う」と語った。
(知念征尚)