経済

ホテル建設計画断念 アスコット社

アスコットが断念したホテル建設予定地=2008年5月、宜野座村漢那

 【宜野座】東京の不動産会社・アスコット(加賀谷慎二社長)が、宜野座村漢那で進めていた大型ホテル建設計画を断念していたことが15日、分かった。金融不安による景気の減速で資金調達が難しくなったことが理由。アスコットは隣接する海洋療養施設「かんなタラソ沖縄」と連携し、健康やスポーツをテーマにした「アスリートホテル」を進める計画だった。着工はしておらず、雇用など村内への影響はないという。

 宜野座村には大型宿泊施設がなく、2007年、東肇村長を会長に「かんなタラソ沖縄および周辺活性化委員会」を設立。活性化案を募集し、県外三者による企画競争(コンペ)で、アスコット社を選定していた。
 しかし12月1日、同社の小林祐治執行役員副社長が宜野座村を訪れ、資金調達難を理由に計画断念を村側に伝えた。東村長は「地主や地域との合意が形成され、期待していただけに残念だ。誘致をあきらめたわけではなく、別のホテルの誘致を進める」と語った。かんなタラソを運営するてんぷす宜野座振興公社の加藤武彦社長は「本部町や恩納村のホテル計画断念を聞いて不安に思っていたが、残念だ。相乗効果を考えても、かんなタラソにホテルは絶対必要だ。既に別のホテル誘致に動いている」と語った。
 計画していたホテルは敷地面積約7400平方メートル、地上13階建て程度、客室数は約180部屋を予定していた。