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カプセル内視鏡導入 宮古・下地診療所、離島で初

 【宮古島】宮古島市下地の下地診療所(打出啓二院長)が7月から、胃カメラや大腸カメラでは観察できない小腸の病変をほぼ患者の苦痛を伴わず観察できる「カプセル内視鏡」検査を導入した。県内でほかに導入しているのは、琉球大付属病院など数例で離島では初。原因不明の消化管出血などの検査が従来のように沖縄本島まで行かなくても宮古島内で検査でき、患者の負担軽減が期待される。

 カプセル内視鏡は国内では2007年に認可された小腸全体を検査できる最先端の医療検査。下地診療所で導入したのはギブン・イメージング社の製品で直径11ミリ、長さ26ミリ、重さ4グラム以下のカプセルに超小型カメラを内蔵している。
 従来の内視鏡検査のように管状の物を腸へ挿入することはなくカプセルを飲み込むだけ。腸内を進みながら1秒で2枚、8時間で約5万枚の画像を撮影。画像データは体に取り付けたセンサーなどを通しパソコンへ取り込める。
 約8時間の検査中も患者の痛みはほとんどなく、自宅へ戻れるなど、ほぼ通常の生活ができるという。小腸のがんや炎症性疾患、クローン病などの早期発見、治療にもつながる。
 打出院長は「原因不明の消化管出血でも宮古島で検査できるのがメリット。原因不明の出血などがあったら相談してほしい」と呼び掛けた。問い合わせは下地診療所(電話)0980(74)7878。


カプセル内視鏡を手にする打出院長(左)と検査用のセンサーなどを身に着けた看護師。=27日、宮古島市下地の下地診療所

カプセル内視鏡