芸能・文化

個性豊かな「声」競演 ジャズ歌手10人一堂に

県内ジャズ歌手10人が個性あふれる歌声を披露した「10ヴォイス ジャズコンサートVol1」=4月28日夜、沖縄市民小劇場あしびなー

 【沖縄】県内で活躍するジャズ歌手10人が一堂に会した「10ヴォイス ジャズコンサートVol1」(主催・同実行委員会、NPOコザまち社中)が4月28日夜、沖縄市民小劇場あしびなーで開催された。舞台では個性豊かな歌手が次々と登場し、トリオやカルテットのほかギター、ドラムだけの伴奏などで切々とスタンダード曲を歌い上げた。会場は立ち見が出るほど観客が詰め掛け、多彩な「声」の競演に魅了されていた。

 ピーター・カンネッラが「ビヨンド・ザ・シー」の伸びやかな声で冒頭を飾り、ノリコがパンチを効かせながら「ストリートライフ」、ユウコが「ラヴァーマン」を甘くしっとりと披露した。ステファニーはブルース色を濃くしながら「アット・ラスト」、吉田雅がけだるさ漂わせ「アントニオソング」で続き、キノが「ムーンリヴァー」をかわいらしく歌った。
 安富祖貴子がプリンスの「パープル・レイン」とシャンソン曲の「愛の賛歌」を独自の解釈で自身に引き寄せながらギター伴奏だけで熱唱し、進行を務めた公演企画者の金城沢子が粟國悦夫のドラム演奏に「サマータイム」を重ね合わせた。
 西平和代が「アフロブルー」をスキャットを交えながら歌うと、高良枝美子が肩の力を抜いて「クライ・ミー・ア・リヴァー」を披露し、ミッチーがボサノヴァ曲の「フェリシタージ」を軽快に歌った。最後は出演者全員が登場し「スイングしなけりゃ意味ないね」などで締めくくり、観客から盛んな拍手が送られた。(松永勝利)