政治

グアム移転「新たな困難に直面」 インフラ、環境問題指摘

 【米ワシントン22日=与那嶺路代本紙特派員】22日付の米ウォールストリート・ジャーナル紙は「オバマの沖縄計画は新たな困難にぶつかっている」と題した記事を掲載し、上下院の委員会が次々と在沖米海兵隊グアム移転経費を削減している現状を伝えた。普天間飛行場移設問題で地元の同意が得られていない状況を説明する一方で、「日本というよりグアム側の問題の方が大きい」と、グアムの社会基盤整備が間に合わないことや、環境への配慮が欠けていることを説明。再編計画の不備を指摘している。

 米議会では上院軍事委員会、同歳出委員会、下院歳出委員会が予算削減を可決している。同紙は議会関係者の話として「海兵隊移転を中止するつもりはない」と、議会が移転計画そのものは否定していないことを強調。一方でグアムの水や電気、下水道処理の整備が追い付かず、再編計画に大きな懸念を示した議会報告書を紹介した。
 また環境保護庁が計画に対し「環境面で不十分」と指摘していることや、民主党のバーニー・フランク議員が海兵隊の沖縄撤退を訴えていることも、最近の情勢として伝えている。
 ただ、昨年度に計上された未執行の予算が数百万ドルあるので、それを充当すれば当面の計画に支障はないという。