経済

プリンスホテル、美浜進出を断念

 【北谷】北谷町が整備を進める美浜フィッシャリーナ地区への進出を計画していたプリンスホテル(東京・小林正則社長)が31日、進出を断念することを明らかにした。ホテル建設を計画しているオリックス不動産(東京・山谷佳之社長)と同社は、ホテル運営を受託するための基本合意書を交わしていたが、31日付で解約した。

 解約の理由についてプリンスホテルは「オリックス不動産の事業内容の再検討に伴い、ホテル事業については現時点での再開はないとの理由で解約申し出を受けた」としている。
 ホテルの運営計画が白紙に戻ることで、遅れていた同地区の開発事業がさらに見通せない状況となった。
 オリックス不動産は「当社の意向で契約を解除した」と話し、ホテルの建設計画についても変更があり得るとした。事業を再検討し、新たに出資する共同事業者を探しており、交渉を進めていることを明らかにした。
 フィッシャリーナ地区の土地の一部を所有するオリックス不動産は2011年11月までのホテル開業を条件とした契約を北谷町と結んでいたが、経済情勢の悪化などを理由に契約を1年延長していた。現在は11年11月着工、12年11月開業が条件となっている。
 北谷町の担当者は「オリックス不動産からはホテル事業を推進すると聞いている。特に心配はない」と話している。(増田健太)