経済

へナを大量栽培 白髪染め粉末独自開発

県産ヘナで作られた染毛粉末

 化粧品企画・販売のレイ企画(那覇市、中村はる美社長)は、髪へのダメージが低いとして、白髪染め染毛剤として人気が高い薬草ヘナを県内で栽培し、県産ブランドとして県外・海外へ展開を図っていく。

2007年から商品化に取り組み、今年8月に白髪染め粉末「オーガニック琉球ヘナ」とトリートメント用ヘナ粉末を開発。同社の経営する店舗で販売を始めた。本島の9農家と契約を結び、11年度は400キロの収穫を予定。12年度は10倍増の3~5トンの収穫を見込む。ヘナの大量生産体制は国内初という。
 新商品のオーガニック琉球ヘナは100グラム1800円(税抜き)。ヘナ粉末トリートメントは100グラム1900円(同)。年内は同社の白髪染め専門店サロン・デ・レイ(那覇市)で販売し、来年から県内外で本格展開する。約1500袋の販売を目指す。同商品のゲル状(液状)の商品化も予定している。原料の輸出も視野にヘナを栽培する県内農家も募集している。
 ヘナはインドなどに分布するミソハギ科の低木。国内では主に白髪染め染毛剤として活用されている。輸入には数多くの業者が参入している一方で、栽培方法などを確認することが難しく、良質なヘナを選定するのが困難だという。国内ではインドと気候が似ている沖縄が唯一栽培に適しているという。
 同社はヘナを使った白髪染めで黒髪に染める場合に必要となるインディゴ(藍)に琉球藍の使用も計画している。中村社長は「沖縄の経済的な自立のためヘナの一大産地化を目指したい」と話した。問い合わせはレイ企画(電話)098(987)0491。(梅田正覚)