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オスプレイ 衝突防止装置に不具合 国防総省、改善で予算計上

 【中部】2012年秋に米軍普天間飛行場への配備が計画されている垂直離着陸輸送機MV22オスプレイについて、ほかの航空機との衝突を回避する装置に不具合があり、機能改善の予算を米国防総省が計上していることが8日までに明らかになった。

米国防次官室(会計監査)のホームページで公開されている11年米会計年度の予算組み替え文書によって指摘された。
 文書によると、「MV22オスプレイの乗務員がアフガニスタン上空でほかの航空機と安全な距離を維持して飛行できない状況にある」とした上で、それは「衝突回避機能の欠如に起因している」と指摘。「同機飛行隊が、壊滅的な衝突を引き起こす可能性を緩和するサポート機能である衝突回避システム(TCAS)を提供するために480万ドル」を計上した。さらに、同予算が「12会計年度の国防予算で積み立てられていないが緊急性が高い」と強調している。
 また、機体の主脚付近や脆弱(ぜいじゃく)な箇所での火災を自律的に検知・抑制する機能の修正に370万ドル、作業負荷を大きく軽減し、土埃(つちぼこり)が舞うような悪条件での操作時の安全性を向上させるため、視界装置の改善に284万ドルも必要として、計上している。