地域

普天間高生の夢継ぐ 基地跡利用17年前模型

普天間高校生が造った未来の普天間跡地模型を見る本部高校の生徒ら=15日、本部高校

 【本部】1995年に普天間高校1年生が造った普天間飛行場跡地の将来を想像した大型模型が10日から本部高校(比嘉良徳校長)図書館に展示されている。製作当時、普天間高で製作を提案した比嘉校長が保管していたものを本部高校の生徒が一部修復した。

比嘉校長は「北部の生徒が、沖縄の現状を考えるきっかけにしてほしい」と意義を語った。
 模型は幅1・5メートル、長さ3メートル。学園祭の展示物として、当時担任だった比嘉校長が提案し、生徒が取り組んだ。
 普天間飛行場の返還跡にモノレールや屋外劇場、住宅地など高校生が描いた未来への夢が詰め込まれている。
 比嘉校長は当時を振り返り「中部の高校生は生まれた時から基地があり、抵抗感がなかった。その後、沖縄のことを学び、生徒も基地がある異常さに気付いた」という。
 本部高校での展示に当たり、修復作業を手伝った原國玲奈さん(3年)は「これまで普天間や辺野古のことなど特別に関心はなかった。復帰40年のテレビ番組などを見て、基地がずっと変わらずにあることに疑問を感じた」と語る。17年前の高校生が造った未来の夢に対して「これが本当に実現できたらうれしい」と話していた。
 模型は一時、佐喜眞美術館に展示されたが、その後は比嘉校長が引き取り、赴任した学校で展示している。慰霊の日まで展示される予定。

英文へ→Model designed for the redevelopment of land occupied by Futenma Air Station